科学コミュニケーション
科学と社会のあいだに、対話をつくる
科学コミュニケーションは、科学の知見や研究の面白さを伝えながら、人々の疑問、期待、不安にも耳を傾ける活動です。研究者と市民、企業、クリエイターなど、異なる立場の人が互いの知識や経験を持ち寄り、科学技術とどう付き合うかを考える場をつくります。
科学技術が暮らしに入るとき、何ができるかと同じくらい、誰が何を望み、何を気にかけているかが大切になります。僕は、目的と相手に合わせて情報の届け方や対話の場を設計し、それぞれが自分で考え、選べるようにすることを目指しています。
伝える・聴く・一緒に考える
研究を、届く言葉や体験にする
研究の背景や可能性、まだわかっていないことを、相手の関心や日常に結びつけて伝える。記事、展示、イベントなど、目的に合った表現と届け方を考えます。
異なる立場の声をつなぐ
研究者の問いと、市民の疑問や期待を行き来させる。それぞれの言葉や前提をひもとき、互いの考えを理解するための対話を設計します。
これからの選択肢をひらく
科学技術のある暮らしを具体的に思い描き、どんな付き合い方があり得るかを一緒に考える。意見の違いも手がかりにして、複数の可能性を探ります。
僕の実践
日本科学未来館での展示制作や対話イベント、研究プロジェクトでの情報発信、SFを活用した作品づくりなど、さまざまな形で科学と社会をつなぐ活動に取り組んできました。
SFの想像力を使うという方法
その実践の一つが「空想科学コミュニケーション」です。科学的な知見をもとにした物語を手がかりに、まだ身近にない技術との付き合い方を考える。Neu Worldなどの活動を通じて、未来への期待や懸念を言葉にし、対話するきっかけをつくっています。